2024年 社長年頭挨拶

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明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
当社社長 山田敬三の2024年 年頭挨拶は下記のとおりです。

 新年あけましておめでとうございます。

 今年の年明けは1日に能登半島を震源とする大地震が発生しました。亡くなられた方々にお悔やみを申し上げるとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
 また、3日には北九州小倉で大規模火災が発生し、当社でも馴染み深い鳥町食堂街の多くのお店が消失してしまいました。

 2024年は大変なスタートとなってしまいましたが、今年の干支は甲辰(きのえたつ)ということで、昇り龍となり、変革や飛躍を叶える年です。みなさん自身が進化し、そして、JNCグループも発展していける年にしていきましょう。

 さて、サプライチェーンが大きく乱れ、流通や物価も急激に変動した2022年は、瞬間的には一部の需要が喚起され、潤った部分がありましたが、2023年はその反動が現れ、混乱が拡大した1年でした。

 経済状況が安定しないまま年が明けましたが、足元では国際秩序が崩壊の危機にあり、中国の景気停滞や世界的な半導体不況といった経済リスクが残ったままです。2024年は、これらリスクが複雑化し、複合化する厳しい1年となるとの予測がなされています。

  業績不振を外部環境のせいにしても何の解決にもなりません。まずは目の前のお客様と一緒になってしっかりと情報を取捨選択し、あるべき未来をお客様と共に作っていくことが極めて重要です。

  また、苦境に陥ったとき苦し紛れの一発逆転策を捻り出し、それにすがって走り出したくなるのが人情ですが、唐突に発案された一発逆転策はほとんどの場合、上手くいかず、状況をさらに悪化させます。どんなに苦しくても、お客さまと共に現状を冷徹に把握し、反省した上で私たちの強みを全力で伸ばしていくことが必要です。

  強みを全力で伸ばす、実はここが非常に重要なポイントです。人や職場によって全力の意味には温度差があり、往々にして内向きになりがちです。お客様の方を向いて高い次元での数値目標のすり合わせが必要ですし、必ず目標を達成するという情熱と覚悟が不可欠です。

 さらに、個人の全力と同様に社内外のみなさんと一緒になって目標を達成するという柔軟な姿勢も重要です。

 1年前、「和して同ぜず」の1年にしようとお願いしましたが、今年も同様に「和して同ぜず」の1年にしていただきたいと思います。そして、それと同時に「勝って和す」ことの連続を目指しましょう。

 最後になりましたが、今年も皆さんやご家族が健康であることが基本です。その上で公私ともに本気を出して活躍され、充実した年を過ごされることを、そして、JNCグループがより多くのよろこびを創りだしていける1年とすることをお願いして、年頭のご挨拶といたします。

 今年もどうぞよろしくお願いします。